明けまして大分たつのですが、「おめでとう」と手放しに言えない年の始まりでした。それでも2024年「タツ」年の年頭挨拶を遅ればせながらもお送りします。

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(「いらすとや」 http://www.irasutoya.com/ の素材を利用しています)


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辰年の新春を迎えて~年頭の挨拶

安保法制違憲訴訟弁護団 金馬 健二  .

.  2024年はその冒頭から、能登半島地震、飛行機事故という痛ましい事件で始まりました。亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被災者の方々に対し心よりお見舞い申し上げます。
.  ウクライナ侵攻、ガザ侵攻が続くのみならず、各処で戦争が勃発しています。戦争によって多くの尊い命が無残に奪われ、全うされるべき個々の人生が理不尽に損なわれ、人間の尊厳が脅かされています。
. その中で、本来、人類が一致団結して対処すべき地球環境破壊への対応がなおざりにされ続けています。人類の最後までの時間を計る終末時計が既に秒読み段階に入っていると警告されています。
. 我が国においても、台湾有事、北朝鮮有事が声高に叫ばれる中で、新安保法制法の施行、これに引き続く安保三文書改定の強行による「戦争をする国」への変貌に伴い、国民の安全が根底から脅かされる事態が生じています。
. 憲法違反の新安保法制法のレールの上をさらに暴走し、憲法を無視し、専守防衛すらかなぐり捨てる動きを私たちは残念ながら止められないまま、「いつか来た道」に向かっているようです。
. 攻撃を受ける前に、敵基地にミサイル等を打ち込むことによって、「自衛」をするのが「専守防衛の範囲内」などと言う「まやかし」は、やめて欲しいと思います。相手が攻撃に着手する時点を見極めるのは不可能であり、相手のミサイルが発射される前に敵基地を叩くというのは、まさに先制攻撃にほかなりません。これでは、あっという間に戦争状態となって、国家間の「勝敗」に拘わらず、まさに、夥しい数の尊い生命が奪われ尽くされることになります。
. 「攻撃力を持つことが抑止力になる」などというのは、歴史の教訓に学ばない破綻した考え方です。
. 新安保法制法による同盟国との集団安全保障体制によって、同盟国をも守るために戦争するとなれば、戦争の確率が格段に高まることは言うまでもありません。台湾有事、北朝鮮有事の危険が本当にあるのであれば、我が国民が戦争に巻き込まれて、その人生を奪われる具体的現実的危険は目の前に迫っていることになります。
. そのことに加え、軍備への社会資本シフトがなされると、まさに今回のような大地震等の災害に対する対処や、少子化対策や、貧困化する人々(とりわけ子供たち)を救済する社会保障や、経済立て直しのための研究開発、食糧の自給体制確保は不可能となります。世界に冠たる災害救助隊である自衛隊が軍備にシフトされてしまって、来たるべき大災害に対処できるのでしょうか。
. 私たちは、これからを生きる子や孫達のためにも、誤った流れを軌道修正する志を高く掲げて歩みたいものです。たとえ、飛のような勢いはなくても、一人一人がささやかにでも一隅を照らし続けるうちに、希望の光は見えてくるのではないでしょうか。
. 今年こそ、戦争と分断と地球環境破壊をタツ年にしなければ、持続世界をタツことになってしまいます。もう待ツタなしです。

(「安保法制違憲訴訟おかやま」弁護団共同代表)


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