2019/04/17(水) 広島地裁で第9回口頭弁論が開かれました。
裁判官の一人が交代するということで、裁判の更新手続きが行われ、これまでの要約から争点の整理までを行っている中で、裁判長が「権利侵害の立証」のみを繰り返し強く要求するという状況に陥りました。
ホームページも更新されておらず、なかなか情報も見つけられなかったのですが、別途 Facebook の方で情報を見つけることができましたので、情報を拡散します。
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今回の顛末が書かれているのは以下のブログです。
. ● 裁判官を忌避します―安保法制違憲訴訟
http://kokoro2016.cocolog-nifty.com/shinkokoro/2019/04/post-4d412a.html
(前略)
. > 和田森弁護士は、被告(国)が、本件訴訟の最大の争点である「安安保法制の集団的自衛権と同行使、および関連する箇所について、認否を回避している」ことについて、「通常の訴訟追行の態度としてはあり得ない」ことを主張し、認否を明らかにすることを求めるとともに、裁判所に対しても「請求原因事実に関わる争点に関わる認否をさせないまま判決を下すことは通常考えられない」とし、「被告に認否を明らかにするよう釈明権を行使すべきだ」と求めるとともに「その結果に基づいて争点整理を進めるべきだ」と主張しました。
(中略)
. > しかし、小西裁判長は、これらの原告主張を無視して「権利侵害の立証をすべきだ」「とにかく次回までに立証すべきだ」と繰り返すのみです。
(中略)
. > 原告の主張を全く無視する小西裁判長の訴訟指揮に対し、山田弁護団長は「そもそも違憲判断を前提としなければならない裁判のはず。このままの裁判官体制では、公正な審理を続けることはできない」と「裁判官忌避」を言い渡し、昨日の公判は終了しました。
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札幌ほど強硬・性急な打ち切りとまでは言えなませんが、充分な審議を尽くす気がなく「国の主張・方針に沿った議論以外は行う意思がない」と表明したも同然なのは残念なことです。
そして、これは東京・札幌の前例を踏襲したいという裁判官の保身的な「都合」が露骨に透けて見える状況なのですが、当事者(判事)はこれを恥と感じないのでしょうか。自分の家族・子孫に誇れるのでしょうか。
忌避の申立があった以上、こちらの裁判もこの時点でストップです。