明けましておめでとうございます。2017年の年頭挨拶をお送りします。

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(「いらすとや」 http://www.irasutoya.com/ の素材を利用しています)


酉年の年頭に当たり、
宮沢賢治の「雨ニモ負ケズ」の詩に照らして、想う

安保法制違憲訴訟弁護団 金馬 健二  .

. 昨年は,宮沢賢治生誕120周年であった。
. 幼少期から諳んじてきた「雨ニモ負ケズ、風ニモ負ケズ」の詩が浮かんでくる。
. その中で、違憲訴訟に絡んでくる場面がある。
. 「あらゆることを、自分を勘定に入れずに、よく見聞きし分かり、そして忘れず、」・・・ 「北に喧嘩や訴訟があれば、つまらないからやめろと言い」
. 安保法制法については、戦争によって多くの尊い人生が踏みにじられた近現代史を知り、憲法の位置づけを知らなければ,あるいは少なくとも、真面目に見聞を深めようとし、素直な目で理解し、感受性を持って肌で感じようとしなければ、問題の核心をはぐらかされてしまう面がある。そして、一度は危機意識を持ったとしても,萎縮した時流に流されて、忘れさせられてしまう。
. 違憲訴訟に結集された各原告は、よく見聞きし分かり、そして忘れなかったあるいは忘れてはならないと覚悟した人たちであろうと思う。しかし、さらに、認識を深め、よく見聞きし分かる人たちの輪を拡げ、この活動を通じて、安保法制の問題点を時流に流させず,忘れさせないようにすることが肝要であろう。
. 宮沢賢治が生きていたなら、くだらない喧嘩どころか大切な命を奪い合うような戦争を招く安保法制には反対するだろう。そして、私たちとともにこの違憲訴訟活動に参加することはあっても、この訴訟は下らないからやめろとは決して言わないだろう。
. ところで、この訴訟では、原告自らの具体的利益が侵害されたことを主張立証しなければならない。他方、この訴訟の原告となられた方々は、自己の個人的利益を守るためではなく、近未来の日本、前途ある若者や子供達、日本で生活する人たち、海外で活動する日本人たちの命や人生が危殆に瀕することの危機感から立ち上がった方々であって、むしろ「自分を勘定に入れずに」動いている方々であろうから、自らの具体的利益の侵害を述べにくい面がある。しかし、原告自らの具体的利益の侵害とは、原告自らが頭でなく肌で捉えた、具体的に身に迫ってくる迫真性のある危機感や葛藤に裏付けられたものであればよく、個人的利益の侵害に限定されるものではないと考える。
. 酉年の年頭に当たり、鳥のように自由に羽ばたけないような世の中にだけはしてはならないと,痛切に想う。

(「安保法制違憲訴訟おかやま」弁護団共同代表)


以下、順不同です。


日本が再び愚かな戦争に参加することがないように。
殺し、殺されることがないように、自衛隊の人たちが守られるように、人が人でいられるように、安保法制が違憲であり、法律が廃止されるようにと願います。

原告:平島禎子  .


香川県在住なのでなかなか行けませんが今年もよろしくお願いします。頑張りましょう。

原告:白井 厚男  .


「戦争をさせない大人たち」を送ります。
「戦争を知らない子どもたち」が40年経って、大人になった歌です!

. 戦争を知らずに 私は生れた
. 戦争を知らずに 私は育った
. 大人になって  学び始める
. 平和の尊さ  命の大事さ (命どぅ宝)
. 私の名前を  覚えてほしい
. 戦争をさせない 大人たちさ
. 戦争をさせない 仲間たちさ

原告:笹井健匡  .


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